好きなもん by hirsato aka IT Legacy

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The Peanuts Movie / I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

自分を癒す映画である。最後にほっこりした気分になれる。それは、チャーリー・ブラウンが真摯に生きているからだ。

子ども向けと思ったら大間違い。トラウマ、カウンセリング、他者と違った行動、アディクション、人生成功のための本への皮肉など示唆に富んでいる。可愛らしさの中にとんでもないものをないほうしてた。

The Peanuts / スヌーピーを真剣に観ることはあまりなかった。チャーリー・ブラウンの根性無しなところが自分と重なるのを本能的に知っていて、それを否認していたからだ。

登場人物たちは、必ず何らかの特徴を持っている。オトナで同じコトをしたら「変な人」「病気」とレッテルが貼られるかなり深刻なコトを描写している。そうだからこそ「物語が生まれる装置」として機能する。そこがスゴイ。スヌーピーウッドストックは可愛いがそこに目を奪われている場合ではない。

しかしこらも瑣末なこと。この作品のキモは、チャーリー・ブラウンの真摯さにある。正直でいること、他人を思いやること。人生において何をさておき最優先すべきことを改めて気付かせてくれた。